妄想続き。

3-2多くのプレイヤーがジャンドの呪縛から解放されつつある

こう書くと大袈裟だが気にせずに。
今回は逆に何故今まで多くのプレイヤーはジャンドを選択してきたかを考えてみる。
デッキのポテンシャルが高いと言う理由は勿論、それ以外の理由にカード(ジャンド以外)の高騰がある。昔からマジックを遊んでいる人なら分かると思うが、現在マジックのカードは今だかつて無いほど高騰している。悪斬の天使に始まり、各種プレインウォーカーなどは昔からのプレイヤーにとっては考えられないくらいの値段になっている。最近流行の青絡みのコントロールデッキとなるとざっと計算しただけで気が遠くなりそうだ。
今までの高額カードというのは「呪われた巻物」「マスティコア」「リシャーダの港」など多種多様のデッキで使われ、多くのプレイヤーに必要とされてきたカードだ。しかし今回は神話レアという排出率の少なさからくる供給不足が原因である。これらは似ているようで全く違う。テンペストの頃なら「呪われた巻物」が欲しければ「貿易風ライダー」や「反射池」や「生ける屍」、「死体のダンス」などのカード1~2枚を出せば十分トレード出来た。(まあテンペストもひどいエキスパンションだったのだが)これには個人的な価値観もあるが、レアの排出率に差が無いからだ。(テンペストにR2とかR6とかってあったっけ?分かる人お願いします。)ワールドウェイクなら新ジェイスをトレードしようと思っても他に釣り合うカードが無い。「天界の列柱」10枚出しても無理と言う人もいるだろう。つまりプレイヤーはトレードしようとしてもいわゆる「弾」が無いのである。というわけでプレイヤーは自力でジェイスを当てるまでパックを剥き、そしてそれ以外の「その他」のカードがどんどん集まっていく・・・という最悪な状態だ。
ショップ側としてもそれは同じで、店として在庫不足は避けたい状態だがその為には仕入れ、もしくは自分でパックを剥くことになる。発売直後ならともかく、今現状で客がワールドウェイクに求めるものはジェイスのみと言っても過言ではない。はっきり言って他のレアは殆ど売れないかもしれない。となると店としては1BOX剥いてやっと出たジェイスにそのかかった費用を負担してもらわないといけない。本音を言えば1BOXでジェイスが出るとは限らないので2BOX分ぐらいの値段を付けたいぐらいである。さすがにそんな値段では誰も買わないが。(今のところは)
話が超大幅にずれたが、ジャンドは今のところ神話レアが殆ど入らず現在のデッキの中では安い部類に入る。安い上に強い。誰もが飛びつくはずである。
しかしそれも最近変わりつつある。発売から時間が経ちプレイヤーにカードが揃ってきたのか、最近開催されたグランプリ仙台や日本選手権予選の様な大きな大会に備えて仲間内でカードを集めてデッキを作ったのか、高いを承知の上でカードを揃えていったのか、いずれにせよプレイヤーの中にはジャンド以外を使いたい気持ちが強くなってきているのは間違いない。
全然ジャンドについて触れてないが時間が無いので続きは次回。

つづく

コメント